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留置されている中心静脈カテーテルアクセス部からの輸液と採血,また消毒,ドレッシング,ルートの固定,および皮下埋込型ポートへの穿刺の練習を行えます。右腕からのPICCのケアも行えます。カテーテルが留置されている部位は,右胸,左胸(ポート),上腕,前腕の4か所です。
・トルソの左側を覆う皮膚カバーは,特殊な素材の採用によって実際の人の皮膚に極めて近い感触を再現します。この皮膚を通して,埋込型ポートの触診と穿刺のリアルな練習ができます。
・皮膚カバーの下には胸郭の凹凸が再現されています。
・3種類のポートアクセス障害パッドにより,ノーマル,「傾いたポート」,「動きやすいポート」,「深いポート」を再現し,左胸の埋込型ポートアクセスへの難易性を変えることができます。
・右胸に皮下トンネルカテーテル(9.6fr)が留置されています。ダクロンカフの隆起も確認できます。
・右の外頚静脈部と鎖骨下静脈部に追加オプションのカテーテルを設置するための開口部が設けられています。
・PICCアームの尺側皮静脈上腕部には5frのダブルルーメン・カテーテルが留置されており,正中皮静脈には20gのIVカテーテルが留置されています。
・上腕部に追加オプションの埋込型カテーテルを設置するためのサイトが作られています。サイトは着脱可能な皮膚フラップで覆われ,リアルな触診と穿刺ができます。フラップ下の土台も軟らかな素材でできており,留置したポートの浮き沈みの感触が得られます。
(画像の鎖骨下静脈部のトリプルルーメン・カテーテルと上腕部の埋込型ポートはオプションとなっており,本品には付属しておりません。)