- サイズ : 89×30.5×15cm
IV(アイヴイ)治療および静脈切開や筋肉/皮内注射で必要な技術の、画期的トレーニングアームです。内部は8本の模擬血管が広範囲に走り、中手・指の背面からの穿刺や、尺側皮静脈、橈側皮静脈、副橈側皮静脈、前腕正中皮静脈での練習、三角筋への筋肉注射も可能です。また、上腕部に皮内注射を行うと、特徴的な皮膚の腫れができ、屈曲する手首は実習者の操作技能向上に役立ちます。特別な成型プロセスにより、外見や感触も実際の腕に近く、皮膚は静脈の触診時に伸縮し、針が静脈に入る時も「プッ」という感覚を認識できるなど、高い学習効果が得られます。1個の輸液バッグから模擬血液が供給されるため、準備も容易です。
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【ちょっと豆知識】
目指せ“注射の達人”!?
近ごろ、“自然に学べ”という言葉をよく耳にします。実際に自然が生み出す何気ないしくみが、大発明に繋がった例は数多く、よく知られた例では、フクロウの風切羽根の消音構造を応用した新幹線のパンタグラフや、ハスの葉の撥水効果を応用した生地の雨傘などが挙げられます。
ところで、注射針の世界にも近ごろ革命的な発明がありました。それが“痛くない注射針”。発想の元は“蚊”だそうで‥血を吸われても気付かないのは針が細いから‥それなら極細の針を作ればいいのでは?‥ところが、そこからが大変でした。あまりの無理難題から100社近い会社に製作を断られ、窮地を救ったのは小さな町工場だったそうです。それまでの地道な技術の蓄積が、世界的な発明品を世に送り出す原動力となりました。
注射の技術も同じです。「手技模型 静脈注射」で練習を重ねれば“注射の達人”も夢ではないかも?